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2002/11/27

1960年代家具の復刻シリーズ

「カリモク60」をIFFT2002で発表

カリモク家具販売株式会社(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤正俊)は、創業当時の1960年代から現在まで30年以上も変わらずに生産している定番家具に加え、廃番となっていた当時の商品を復刻したシリーズ、「カリモク60」(かりもくろくまる)を11月27日から30日まで東京ビックサイトで開催される「2002東京国際家具見本市(IFFT2002)」で発表いたします。

「カリモク60」の中心となる商品は、1962年から現在まで作り続けている定番のソファです。内部のバネや構造などには改良を加えつつ、現在でもなお、当時のままの普遍的なデザインで生産し続けています。さらに、当時の定番商品であったにも関わらず、その後の日本人の生活習慣の変化に伴い、廃番となっていたリビングテーブルやサイドボード、電話台などを復刻し、新たに「カリモク60」ラインへ加え、定番商品として展開いたします。

消費の伸び悩みの続く家具業界では、これまで時代の流行や消費者の趣味嗜好に合わせて、年間、10万タイプの新商品が発売され、一方では10万タイプの商品が廃番となってきました。
メーカーが本来、持っているはずの意識や思い、提案はなかなか活かすことができない時代にあります。そんな時代だからこそ、流行に左右されることのない、普遍的な商品価値をもった定番家具をしっかりとつくり続け、残していきたいと考えました。

IFFT2002では、新作家具と同時に、そんな「カリモク60」への思いを、空間全体を使ってプレゼンテーションします。壁にはウォールモーションペーパー(動く壁紙)を投影、時間とともに、景色がグラフィカルに、そして、ゆっくりと「カリモク60」のロゴタイプをプレゼンテーションします。ブース全体はミッドセンチュリーの建築をイメージ、大きな空間に4メートルもの大壁、ここには、カリモク60が持つ思想の大きさを表現しました。

販売店選定に関しては、「カリモク60」事業を理解し、賛同していただける方とパートナーシップを組み、定番商品として長く、丁寧に販売していただけるように、全国から販売店を募集、厳しい選定を行います。2002年9月下旬より全国約10店舗に絞り込んで発売を開始しました。IFFT2002では、より多くの方々に「カリモク60」のコンセプトとビジョンを知っていただき、新たなパートナーシップの獲得をめざしています。

近年、インテリア業界はミッドセンチュリーブームを受けて、新しい最新のデザインを追い求める風潮から、古くからあるデザインを見直し、復刻商品を発売する強い流れがあります。イタリアAV器機メーカーである「ブリオンベガ社」のポータブルテレビやポータブルラジオ、フィンランドのテキスタイルブランド「マリメッコ」のプリントテキスタイルなど、伝統と技術のあるメーカーのみが過去の財産を使って行うことのできる商品開発といえます。「カリモク60」では、日本における復刻ビジネスのパイオニアとして、創業以来、持ち続けていた家具づくりに対する思いへの原点回帰を行い、新たな事業展開を行ってまいります。

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