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カリモク60+
 

2004/5/17

1960年代の名作椅子が甦る

「ホウトク60」新ブランド立ち上げ

コントラクト向け家具をインテリアショップで展開、小売市場へ新規参入

株式会社ホウトク(本社:愛知県小牧市、社長:安藤茂)は1960年代から生産され、コントラクトユースの家具として、ホテルや会館のロビーやラウンジで使用されていた家具のシリーズを復刻し、「ホウトク60(ほうとくろくまる)」として新たにブランドを立上げ、再び生産、販売を開始する。

今回発売となるのは、1969年に開発されたラウンジチェア2種とラウンドテーブル2種の計4アイテム。当時、シェル(構造体)にスチロール発泡を採用した椅子はヨーロッパでは普及していたが、金型が高価であったために国内での生産は困難な状況であった。そこでホウトクは改良を施し、硬質ウレタン発泡でシェルの生産に成功、ラウンド型の発泡シェル椅子が国内でも広がり始めた。発売後の1970年代にはホテルのロビーやラウンジなど公共施設で多く採用され、丈夫で機能的な業務用家具として日本各地で長く使われることとなった。

コントラクトユースの家具市場は近年の都内再開発地域のホテル建設ラッシュで拡大しているかのようにみえるが、そのほとんどが外資系ホテルであるため、建築家やインテリアデザイナー指定の海外ブランド商品か、もしくは中国や東南アジア生産の安価な家具が導入されることがほとんどで国内市場は非常に厳しい現状に立たされている。本来、メーカーが持っているはずの意識や思いや提案はなかなか活かすことができない時代にある。そんな時代だからこそ、流行に左右されることのない、普遍的な商品価値をもった定番家具をしっかりとつくり続け残していきたいと考え、本ブランドの立上げにつながった。

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